柴田雅子《AFFECT-GREEN Performance》1976年 アンプ、オープンリールテープレコーダー、カセットテープレコーダー、スピーカー、ドラムセット、8ミリカメラ、8ミリ映写機、マイクロフォン ©柴田雅子 撮影者不明
柴田雅子《AFFECT-GREEN Performance》1976/2021年 ヴィデオ、オーディオインターフェイス、スピーカー、打楽器、プロジェクター、マイクロフォン、ラップトップコンピューター ©柴田雅子 写真撮影|藤島亮
柴田雅子《AFFECT-GREEN Performance》1976/2021年 抜粋 ヴィデオ、オーディオインターフェイス、スピーカー、打楽器、プロジェクター、マイクロフォン、ラップトップコンピューター ©柴田雅子 録音|大城真 映像撮影|屋上(郷田彩巴/小林舞衣/野口羊)
A)ある地点から別の地点まで移動する際に目につくもの、感じることなどを、アトランダムに私が言葉で言いながら、周囲の音と共に収録する(テープA)
A)ある地点から別の地点まで移動する際に目につくもの、感じることなどを、アトランダムに私が言葉で言いながら、周囲の音と共に収録する。(テープA)
A’)Aをムービー・カメラで後ろから一定の距離を保って撮影して行く(フィルムA’)(この時は私が住んでいた上目黒から、神田のときわ画廊までとしました──約50分)[中略]
B)テープAを流し、それを聞きながら即興的にイメージされる音を、訓練された声の持ち主に発声してもらい、同時録音する。(テープB──AとBの音が重なっている)(この時はクラシックの声楽家に頼みました。)
C)テープBを流し、それを聞きながらイメージされる音を即興で打楽器奏者に打ってもらい、それを同時録音する(テープC──AとBとCの音が重なっている。この時はジャズのドラマーにドラムをたたいてもらいました。)
テープABCをそれぞれ2本ずつのスピーカーから流せるようにし、かつA’のフィルムを画廊奥正面の壁に映写できるようにセッティングします。
D)ABCA’を、それぞれ約10分ずつずらせて順に流してゆき、それをテープDに録音する。(この時私は、それぞれのテープを流し始める際に、その2本のスピーカーの中央に立ち、作者という発信素と、その場の音との異と同を示唆してみたという程度です。)
《AFFECT-GREEN Performance》図表 作成|柴田雅子
《AFFECT-GREEN Performance》テックライダー 作成|岡千穂
日本美術サウンドアーカイヴ──柴田雅子《AFFECT-GREEN Performance》1976年
柴田雅子《AFFECT-GREEN Performance》1976/2021年 出演|井上徹/田上碧/宮坂遼太郎
テキスト|柴田雅子/金子智太郎
テクニカルアシスタント|岡千穂/庄子渉
録音|大城真
写真撮影|藤島亮
映像撮影|屋上(郷田彩巴/小林舞衣/野口羊)
テキスト
柴田雅子「渡辺謙氏への手紙」1991年
金子智太郎「「アフェクト」を聴く──柴田雅子《AFFECT-GREEN Performance》」2021年
柴田雅子 略歴
1986-87 文化庁芸術家在外研修員としてフランスに滞在