グレイト・ホワイト・ライト「グレイト・ホワイト・ライト」LP
大西清自、カワスミカズオ、塩谷光吉、浜田剛爾からなるグレイト・ホワイト・ライトは、1971年2月13日に東京都渋谷区の岸記念体育会館でパフォーマンスを上演した。10年後に大西によりその録音がレコードとなり、彼の作品集『The Works of Seiji Onishi 1966→1981』(レオナルドの飛行機出版会、1981年、以下『Works』と記す)の付録として発表された。『Works』は少部数で、後に大西がベルギーに移住したこともあり、この1970年代の日本美術における音の記録は入手困難だった。日本美術サウンドアーカイヴのレコード第一作はこのレコードの再発盤である。
グレイト・ホワイト・ライト演奏会は送風器が発する空気がマイクロフォンにぶつかるノイズに満ちていた。メンバーは機材とともに会場中央に位置し、周囲に4台のスピーカーと4台の送風器が外側を向けて置かれ、送風器口の手前にはマイクロフォンが固定された。これらを観客席が取りかこみ、壁際には投光器も置かれた。上演中、大西は送風器の変圧器を操作し、塩谷は投光器を操作した。浜田は4本のマイクロフォンを使って「アクション・ボイス」を演じた。カワスミについての記録は見つからなかったが、おそらく音響機材を操作したのだろう。
制作|Edition OMEGA POINT / 日本美術サウンドアーカイヴ
テキスト|金子智太郎
デザイン|川村格夫
翻訳|松下学
英文校正|アキレス・ハッジス
写真撮影|原榮三郎
Thanks to 大西恭子、塩谷絢子、島田璃里、原榮三郎美術館・原慶子
テキスト|金子智太郎
デザイン|川村格夫
翻訳|松下学
英文校正|アキレス・ハッジス
写真撮影|原榮三郎
Thanks to 大西恭子、塩谷絢子、島田璃里、原榮三郎美術館・原慶子
© Great white Light
© Edition OMEGA POINT / 日本美術サウンドアーカイヴ
2018年 OPS-001
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Sample [SoundCloud] Side B