新着情報20190721

日本美術サウンドアーカイヴ──新里陽一《帝王切開》1973年

 

日本美術サウンドアーカイヴは新里陽一が1973年に発表した《帝王切開》をめぐる録音、写真、テキストを公開する展覧会を開催します。謎めいた題名をもつ本作品では、新里はギャラリーでの展示と並行して「RESEARCH」と呼ばれる複数の計画をいくつかの場所で実施しました。この計画のなかではカセットテープレコーダーが重要な役割を果たしました――例えば、新里は足音を録音したテープを地下鉄車内で再生しました。後にこの「RESEARCH」の詳細は彼が1982年に出版した自伝的著作『物語』のなかで詳しく語られました。
 
日本美術サウンドアーカイヴによる本展覧会は1日のみの開催で、前半と後半に分かれています。前半では《帝王切開》ならびに同時期の新里の諸作品とかかわる録音、写真、テキストを展示し、来場者がさまざまな資料を通じて作品と向きあう時間をつくります。後半では新里と、彼を最初期から近年まで論じてきた美術評論家、谷新とともに、新里の録音を聞きながらこの時期の諸作品について語ります。また会場では録音の一部をカセット・エディションとして販売します。

 
 
 
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新里陽一《帝王切開》1973年 事務用品、レディメイド ©新里陽一 撮影|四宮裕滋
 
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新里陽一《帝王切開》1973年 事務用品、レディメイド ©新里陽一 撮影|四宮裕滋
 
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新里陽一《イヴェント 藤沢飛行場》1973年 カセットテープレコーダー、インコ、レディメイド ©新里陽一
 
 
 
日本美術サウンドアーカイヴ──新里陽一《帝王切開》1973年

2019年7月21日(日)13:00-20:30 展示は19:00まで
3331 Arts Chiyoda B105 https://www.3331.jp/

展示資料
新里陽一《帝王切開》1973年
新里陽一《イヴェント 藤沢飛行場》1973年 他

トークイベント
2019年7月21日(日)19:00-20:30
3331 Arts Chiyoda B105
入場料無料
出演 新里陽一、谷新、金子智太郎

 
 
 
新里陽一 略歴

1949 岩手県に生まれる
1973 日本大学芸術学部美術学科卒業

主な個展(1970~1980年代)
1973「THE CAESAREAN OPERATION《帝王切開》」田村画廊/東京
「《歯痛》」ギン画廊/東京
「《歯痛(2)雨は地下鉄へと流れ始めた》」ときわ画廊/東京
「窒息または静かな生活」サトウ画廊/東京
1974「挿話Ⅰ」ときわ画廊/東京
1975「SERENADE」ときわ画廊/東京
「セレナーデ SERENADE」真木画廊/東京
1976「SERENADE」ときわ画廊/東京
「セレナーデ SERENADE 杉の木の裏側まで行けば、幼少の頃の歯痛を思い出すだろう。」田村画廊/東京
1977「静かな生活より「静物、ドラマのような微笑」考 奥様!コーンスープをどうぞ。」ギャラリー射手座/京都
1978「落下傘」真木画廊/東京
1979「落下傘」ときわ画廊/東京
1981「YELLOW DOG BLUES」ギャラリー彩園子/岩手
1981「Women’s Blues」ときわ画廊/東京
1982「新里陽一、ドローイング・ショウ」ギャルリーラランヌ/東京
1983「新里陽一、マンスリーショウ -T.N.に捧げる-「やさしく、悲しみに沈む牛」」2人称・画廊/東京
1984「ドローイング&インスタレーション」ギャルリーラランヌ/東京
1987「牡牛シリーズ(又はLAST EMERGENCY)」藍画廊/東京
1988「牡牛の、つづき物語Ⅳ「感触」」ときわ画廊/東京
1988「牡牛の、つづき物語Ⅵ「感触」」ATRIUM/東京
1989「final 牡牛の、つづき物語「感触」」真木画廊/東京

主なグループ展(1970~1980年代)
1972「娼婦の館」(太田正明氏「化性に因る」との2人展)ときわ画廊/東京
1973「L’EXILÉ・追放者. Ⅱ.」ミヤマ画廊/東京
1982「発現・おのずからみずから展」藤沢市民ギャラリー/神奈川
「発展・成生のアイテム」神奈川県立県民ギャラリー/神奈川
1985「空間 – 遊」N-1 GALLERY WEST/愛知
1988「欲望の海をわたる絵画」かわさき駅前市民ギャラリー/神奈川
1989「「未在」89展」世田谷美術館/東京